衆院東京10区補選(11日告示、23日投開票)をめぐり、自民党の二階俊博幹事長が6日、小池百合子都知事と会談する。党公認で立候補する予定の若狭勝衆院議員(59)=比例東京=の選挙での連携を呼びかける方針。7月の都知事選でぶつかった党と小池氏の対立解消を演出する狙いだ。
都連会長を務める下村博文幹事長代行が4日、記者団に明かした。会談には下村氏も同席する。
若狭氏は党の方針に反して、都知事選で小池氏を支援。都連を中心に処分を求める意見が出ていたが、党本部は「厳重注意」にとどめ、公認を決めていた。小池氏も、東京10区の後継候補として若狭氏の応援に入る考えを示している。
ただ、都連と小池氏側との対立は収まっていない。都連は小池氏を支援した党所属区議の離党勧告処分を出しているが、小池氏や若狭氏は処分を批判している。4日の都連会合では区議への厳しい処分を求める声がなお出ており、出席者の一人は「そんなに簡単に一体感なんて出るはずがない」と漏らした。