チラシをこまめにチェックし、安い時にまとめ買いして節約する消費者は近畿がやや多め――。そんな調査結果を、国内最大級の電子チラシサービス「シュフー」を手がける凸版印刷がまとめ、18日発表した。
シュフーはスマートフォンのアプリやパソコンなどに、家電や小売りなどのチラシが送られてくるサービス。利用する10~60代の全国の既婚女性5万5845人に、9月にインターネットで節約方法を聞いた。
近畿では「チラシをチェックする」が74・9%、「安いときにまとめ買いする」が64・9%との回答。関東や北海道など他の7地域よりやや多かった。シュフーが実際に、9月の会員1人あたりのチラシ閲覧数を調べてみると、近畿は計50・8枚で、2位の北海道の計48枚を上回った。
一方、衣料・ファッションでは「多少お金をかけてもいい」と考える人も近畿が44・0%と最も多かった。凸版印刷の担当者は「堅実に節約する一方、こだわりのものにはお金を出す傾向が近畿では強めに出ているのでは」と話す。(伊沢友之)