沢村賞の受賞が決まり、カメラマンが並べたボールの前で撮影に応じる広島のジョンソン=加藤諒撮影
いつもはぶっきらぼうなジョンソンが上機嫌に語った。祖母が日本人で、「子供の頃から、いつか日本に行きたいと思っていた。日本で一番名誉ある賞に、言葉に表せないくらいに感激している」と喜んだ。
沢村賞に広島のジョンソン 外国人は52年ぶり
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昨季、チームメートだった前田が選ばれて、「これくらい投げれば取れると分かった。狙ってみよう、と思っていた」という。
来日2年目で、15勝、防御率2・15はともにリーグ2位。開幕投手を務め、ローテーションを守りきり、リーグ優勝に貢献した。
届かなかった三つの選考基準のうち、奪三振数を除く完投数と200イニングは「私にとって重要」という。「10という完投数は近代では球数制限もあり、難しい」と話した。
日本シリーズで、チームが2連勝している。「集中している。勝って終わったら、また感慨が湧いてくると思う」と意気込んだ。