表彰式で壇上に立った鹿島・柴崎(左)とレアル・マドリードのロナルド(中央)。右はモドリッチ=杉本康弘撮影
サッカーのクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリード(スペイン)から2点を奪ったJ1鹿島のMF柴崎岳に対し、欧州メディアが関心を示し始めた。今大会の活躍で、来年1月に解禁される移籍市場で注目される存在になりうる。レアルのおひざ元マドリードのスポーツ紙マルカ(電子版)は「柴崎はスペイン移籍を見据えている」と報じた。
マルカ紙は、柴崎がスペイン移籍を夢見ているとした上で「今でもたったの200万ユーロ(約2億4600万円)だが、1月に移籍する場合、移籍金がかからない」と報道。昨夏にもスペイン2部のクラブが関心を示したが、柴崎本人は1部でのプレーを目指しているとした。
英国の大衆紙サン(電子版)も「日本のイニエスタについて知っておくべきこと」として、代表歴やJ1で新人王を取ったことなど柴崎の経歴を紹介。イングランドのトップクラブでプレーできるとした上で、日本代表FW岡崎の所属するレスターやエバートンのチーム力を上げる存在とした。
スタジアムで観戦した日本代表のハリルホジッチ監督も、「彼が能力があるのは、我々は知っている。今日は2回打てば、2回入った。ポテンシャルはある。攻守においてもっと量を増やせば」と評価している。