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米電気自動車(EV)大手・テスラが中国で生産する電動SUV・モデル Yの納車が18日、上海世博テスラセンター、上海向陽テスラセンター、上海森蘭納車センターで始まった。テスラが上海の大型工場「ギガファクトリー」で、モデル 3の生産を始めて以降、中国で納車が始まった2種類目の車両となる。中国新聞社が報じた。
テスラによると、中国で生産されたモデル Yの納品は中国の各都市でも順次始まり、できるだけ早くユーザーの元に届けられる。
テスラの2種類目のSUVとなった中国製のモデル Yは、高性能のフルスマート中型SUVという位置付けで、視界がより広いパノラマガラスルーフを採用。黒いクロムメッキ仕上げで、大型の15インチタッチパネル、新しくなったインストルメント・パネルなどの機能が集約され、フロントドアのデザインも一新されている。
その他、中国で生産されたモデル Yの航続距離は最長で594キロ、最新超急速充電器・スーパーチャージャー・バージョン3 (V3)を使えば、15分の充電で最長250キロ走行できるだけの電気を充電できる。テスラが現時点で中国に設置し、利用が可能な充電ステーションは720ヶ所以上。5700本以上の充電ポールが設置されている。うち、上海には86ヶ所の充電ステーションがあり、充電ポールは880本を超えている。移動の目的地となるような場所にも充電ステーション48ヶ所が用意され、商業エリアやホテル、観光スポットなど、電気自動車に乗って来る人が多い場所に設置されている。
1月1日、テスラが中国で生産するモデル Yの販売が正式に始まった。価格はロングレンジ版が33万9900元(1元は約16.0円)、高性能版が36万9900元。以前の輸入版より、それぞれ14万8100元、16万5100元安くなった。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月19日