日本相撲協会から横綱昇進の知らせを受け、決意の口上を述べる稀勢の里(左から2人目)=25日午前9時36分、東京都千代田区、杉本康弘撮影
■横綱昇進時の口上(平成以降)
72代横綱・稀勢の里が誕生 相撲協会理事会で承認
稀勢の里、横綱昇進
旭富士(1990年名古屋場所後、在位9場所)
「横綱の名を辱めぬように、全力を尽くして努力精進し、健康に注意しながら心技体の充実に努めます」
曙(93年初場所後、48場所)
「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進します」
貴乃花(94年九州場所後、49場所)
「今後も不撓(ふとう)不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く所存でございます」
若乃花(98年夏場所後、11場所)
「横綱として堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神で精進していきます」
武蔵丸(99年夏場所後、27場所)
「横綱の名を汚さぬよう、心技体に精進いたします」
朝青龍(2003年初場所後、42場所)
「これからはなお一層稽古に精進し、横綱として相撲道発展のために一生懸命頑張ります」
*白鵬(07年夏場所後、57場所)
「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」
*日馬富士(12年秋場所後、26場所)
「横綱の自覚を持って全身全霊で相撲道に精進します」
*鶴竜(14年春場所後、17場所)
「これからより一層稽古に精進し、横綱の名を汚さぬよう一生懸命努力します」
*稀勢の里(17年初場所後)
「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」
*は現役で、在位場所数は17年初場所現在。