危険ドラッグを所持、使用したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた高相祐一被告(49)の初公判が13日、東京地裁であり、高相被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6カ月を求刑し、弁護側は保護観察付きの執行猶予付き判決を求めた。判決は3月3日に言い渡される。
高相被告はタレント酒井法子さんの元夫。高相被告はこの日、「また使うことがないよう、ラストチャンスをお願いします」と述べた。
起訴状によると、高相被告は昨年11月、東京都渋谷区のマンションの一室で危険ドラッグを使ったほか、危険ドラッグ0・59グラムを所持したとされる。
検察側は冒頭陳述で、高相被告が1年ほど前から、知人から買って使っていたと説明。逮捕された時に危険ドラッグの粉末のほか、注射器なども所持していたと指摘した。危険ドラッグを使った理由について「やる気が出てくる気がした」とする高相被告の供述調書も法廷で読み上げた。
被告人質問で高相被告は「建築関係の仕事に就いて3週間ぐらいで、疲れやモヤモヤした感じがして1回目を使い、その後も使い続けてしまった」と述べた。保釈された後は薬物依存症患者の自助組織「日本ダルク」で回復のための支援を受けていることを明らかにし「自分ではどうにもならないと感じているので、しっかりと(薬物乱用防止の)プログラムを受けたい」と話した。