新型コロナウイルス対策として外出が制限されているマレーシアでは、女性・家族・社会開発省(KPWKM)が最近、女性たちに対し、夫に文句ばかり言わないようにと提案しただけでなく、さらにはドラえもんのような言葉遣いや表情を真似し、はにかむように笑い、女性らしくしていれば、他の人は気分が良くなると提案し、「女性差別だ」と非難が殺到している。マレーシアの英字紙「Malay Mail」の報道を引用して環球網が報じた。
さらに、KPWKMは、夫婦喧嘩になった時は、言い返す前に、女性はまず20秒数えるようにとアドバイスしたほか、在宅勤務をする女性に対し、スウェットなどだらしない服装ではなく、化粧をして、きちんとした服装をするようにと「見た目」の重要性を強調している。
政府当局の「女性差別」的な考え方を露呈したこの提案に、社会各界から非難の声が寄せられている。例えば、マレーシアのある女性団体は、上記のアドバイスは「女性差別だ」と非難している。また、多くのネットユーザーも不快感を示している。KPWKMのツイッターはドラえもんの各種スタンプで埋め尽くされ、同当局は3月31日夜に、謝罪する声明を発表した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月3日