後半、右CKに頭で合わせる岡崎⑨=関田航撮影
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選で、B組の日本(世界ランク51位)は23日、アラブ首長国連邦(UAE、同68位)と敵地アルアインで対戦し、2―0(前半1―0)で破った。日本は勝ち点を13に伸ばし、2位につけた。
日本は前半13分、FW久保(ヘント)がDF酒井宏(マルセイユ)の右サイドからのパスを受けて先制ゴール。さらに、日本は後半6分、MF長谷部(フランクフルト)の代役となったMF今野(ガ大阪)が追加点を決めた。
日本の先発は次の通り。
▽GK 川島(メス)
▽DF 酒井宏(マルセイユ)、吉田(サウサンプトン)、森重(FC東京)、長友(インテルミラノ)
▽MF 山口(セ大阪)、今野(ガ大阪)、香川(ドルトムント)
▽FW 久保(ヘント)、原口(ヘルタ)、大迫(ケルン)
■絶好調の久保、代表戦でも
日本は前半13分、FW久保が先制点を決めた。
「チャンスをもらえたらとりあえずアグレッシブに」と話していた久保。右サイドを駆け上がったDF酒井宏からのパスを受けると、ためらいなく右足でシュート。持ち味のシュートの正確さをさっそく発揮した。1月にスイス・ヤングボーイズからベルギー・ヘントに移籍し、7試合で5得点とクラブで絶好調。調子の良さを代表戦でも見せつけた。
最終予選の初戦で、UAEにはホームで敗れ、「勝つために来た」と日本のハリルホジッチ監督は雪辱を果たすよう選手たちに発破をかけた。久保が前半早々、ハリルホジッチ監督の期待に応えた。