明徳義塾の馬淵史郎監督(左)と早稲田実の和泉実監督=阪神甲子園球場
第89回選抜高校野球大会は24日、第2試合で早稲田実(東京)と明徳義塾(高知)が対戦する。早稲田実の和泉実監督と明徳義塾の馬淵史郎監督に相手校の印象や試合への意気込みを聞いた。
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――相手チームの印象は?
馬淵 清宮君中心に頑張ってほしい。清宮君だけではないが、この試合の華なので。
和泉 本当に隙がないというか、守りは今大会ナンバーワンではないか。
――カギとなる選手は?
馬淵 投手。しっかり投げてくれないと困るので、2人の投手に期待したい。
和泉 こちらも投手。今回は5人連れてきた。この大会の中で誰がエースになるか見極める。そのためには初戦を突破しないといけない。おそらく継投になると思う。
――春に向けて相手チームはどう成長したとみる?
馬淵 神宮球場でやったら早実は強い。「僕の庭」という感じでやっていた。
和泉 甲子園練習でみた時には、神宮大会よりキレを感じた。「これは強い」と思った。
――どのような試合展開になると思う?
馬淵 こちらもそんなに投手力がない。6、7点を取った方が勝ちというゲームになると思う。打ち合いになると早実が有利だが、点を取って何とか中盤勝負に持ち込みたい。
和泉 守りがちゃんと守って、点数を低くする努力をしないと勝負にならない。5人の投手の中で馬淵監督の想像を超える人が出ればいいと思う。どんな展開になるか分からないので、ゲームセットまでしがみついていきたい。
馬淵 お客さんが清宮君目当てで来るから、やりがいはあるが、平常心でやれるかどうか。僕はプレッシャーがないし、うちの選手もないと思う。逆に、早実の方が優勝候補なのでやりやすい。
和泉 僕も(明徳が相手で)やりやすい。(聞き手・構成 森岡みづほ)