(22日、高校野球大阪大会 大阪桐蔭6―1渋谷)
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22日の大阪大会3回戦で、府立の渋谷が今春の選抜大会優勝の大阪桐蔭と終盤まで互角の戦いを繰り広げた。試合は6―1で大阪桐蔭が勝利したが、渋谷の先発豊島大輝君(3年)を打ちあぐね、六回までわずか1得点。大阪桐蔭は八回に4得点を挙げて突き放したものの、昨年の大阪大会は3回戦敗退だっただけに、ほろ苦い勝利となった。
大阪桐蔭は二回、8番打者の坂之下晴人君(3年)が右中間に三塁打を放ち、敵失の間に本塁へ生還して1点を先制。しかし、その後は再三の好機を作るも、渋谷の先発豊島大輝君(3年)が緩急をつけた好投をみせ、追加点をあげられなかった。七回には中川卓也君(2年)の適時二塁打で1点を加え、八回には藤原恭大君(2年)の適時打などで一挙4得点し、試合を決めた。
大阪桐蔭の西谷浩一監督は「相手投手をなかなか攻略できず、苦しい試合となった」と振り返った。
渋谷の上嶌伸次監督は「終盤まで1点差勝負をすると言った通りの展開ができた。最後に力の差が出た」と話した。
渋谷は、元プロ野球近鉄バファローズの中村紀洋さんの母校。1990年夏の甲子園に出場した。大阪桐蔭、履正社など全国屈指の強豪校がひしめく大阪大会では、渋谷の出場以来、公立勢の選手権大会出場はない。