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アイスの感動、菓子作りの原点 トップパティシエに聞く

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-10-10 11:32:34  点击:  切换到繁體中文

 

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洋梨をかたどったケーキ (C)Pierre Monetta


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今、世界から注目される若手パティシエのひとり、セドリック・グロレさん(32)が9月、食イベントに招かれフランスから来日しました。14歳で菓子職人の道に入り、28歳で老舗ホテル「ル・ムーリス」のトップパティシエに――。お菓子づくりへの思いや仕事哲学について聞きました。


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――現代アートに着想を得て、立体パズル「ルービックキューブ」や、フルーツをモチーフにした作品が印象的です。


自然の恵みや暮らしに根ざした感覚を、芸術性も踏まえて現代的に表現しています。


例えば代表作の「ルービックス・ケーキ」。幼い頃、両親が運転する車の後部座席で、色を合わせるパズルに夢中だったことを思い出して作りました。


チョコ、ピスタチオ、マンゴー、レモン、スミレ……。小さなキューブ状のケーキが重なり、様々な味を楽しめる。多くの人と分け合えるのも楽しみのひとつです。キューブの中身を日々改良しています。


フルーツは、フランス人にとって欠かせない。台所に常備し、香りと味で季節を感じます。だから好んでモチーフにします。


――菓子づくりの原点は?


料理人の祖父です。完璧主義で厳しく、厨房(ちゅうぼう)は常にピカピカ。僕は休みになると彼の店に通い、仕事ぶりをながめ、手伝いました。菓子職人を目指したのは、6歳の頃。祖父お手製のバニラアイスを指ですくって食べた時の感動がすばらしくて。夢や希望を感じましたね。


――下積み時代、どんな苦労がありましたか。


菓子づくりは一見華やかですが、残酷な世界だと思います。職人には卓越した技術、美を追求する力、完璧さが常に求められます。14歳で働き始めてから、基礎を学ぶために休みなく仕事と向き合ってきました。


私を支えたのは、祖父の「辛抱…




 

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