美容品が売上の3割の自動車部品会社 柔らかタオル人気——贯通日本资讯频道
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美容品が売上の3割の自動車部品会社 柔らかタオル人気

自動車用樹脂部品づくりを主力とする「鳥越樹脂工業」(愛知県一宮市)が美容雑貨の開発を進め、ローラー式のボディータオルを作った。ゴシゴシと肌をこすらず、コロコロと転がして洗う。インターネットを通じて試験的に販売したところ人気は上々で、8月から本格的に販売する。


商品は「Hadamoist(ハダモイスト)」(税別1500円)。回転する柄に取り付けられた網状のタオルにボディーソープをつけて軽く泡立て、体の上を転がす。タオル部はポリエチレン素材で柔らかく、全身を泡でなでるように洗う。


「お肌に気を使う女性向けです」と企画開発に加わった女性社員(26)。自分でも毎日使っていて、肌を刺激せずに洗えるという。


6月25日から大手クラウドファンディングのサイトを活用し、個数限定で割り引き販売したところ、2日間で目標の10万円を超す注文が集まった。サイト上では今月24日まで販売を続け、8月からは大手雑貨店やインターネット通販で売り出す予定だ。


鳥越樹脂工業は1984年、自動車に使う樹脂用品の試作品メーカーとしてスタート。ものづくりのコンピューター化が進んで試作品の受注が減り、約20年前から健康・美容分野の製品づくりに乗り出した。


ウレタンなどの成形技術を生かして、骨盤補正クッションや肩凝りをほぐす枕といった商品をOEM(相手先ブランドでの生産)で次々に製作。5年前からは自社ブランドの商品開発と販売に取り組む。今春、東京で開かれた生活雑貨の見本市にボディータオルを出品、来場者の反応がよかったという。


同社によると、昨期(2017年7月~18年6月)の売上高約16億5千万円のうち、健康・美容関連の割合は3割程度。自動車部品の試作・生産が主力だが、車業界の動向に経営が左右されないよう、近年は電子基板製造なども手がける。


健康・美容分野の担当者は「一大ブームとなるような商品を発信したい。今後も社内コンペなどを通じて自社商品の開発に努めたい」と話す。(荻野好弘)


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