航空会社のスターフライヤー(北九州市)は20日、国内3空港と結ぶ予定だった台北(桃園)線について、福岡の路線就航は断念すると発表した。空港の発着枠が確保できなかった。10月28日から北九州、中部(名古屋)と台北を結ぶ2路線でそれぞれ1日1往復運航する。国際定期便の運航は約4年半ぶり。
福岡は羽田などと並ぶ「混雑空港」に指定されている。空港管制を管理する国側に5月に就航を申請したが、発着枠を確保できないと回答があったという。
今後も福岡との就航を目指すかは検討中だという。路線数が予想より減るが、2019年3月期の業績予想で利益面での影響は軽微と見込んでいるという。売上高の伸びは減るが、コストも減るため。(女屋泰之)