夏休みの旅行先は決まりましたか? 荷物やおみやげを運ぶ、キャリーバッグの大きさは十分ですか? 大きければいいわけではありません。さまざまな機能を持つ商品の中から、使いみちに合ったものを選びましょう。 きりとりトレンド 話題の商品を紹介 「昔は大きさが求められたが、今はニーズもさまざま」。高島屋大阪店のキャリーバッグ売り場の担当者、岩崎守孝さんは言う。 その「ニーズ」に合わせ、商品の種類も増えた。店では約90種類の商品を扱っている。 人気のサイズは、縦、横、幅の3辺の合計が、115センチ以内のものだ。これだと飛行機の機内に、手荷物として持ち込むことができる。最近増えている格安航空会社(LCC)の場合、預け荷物は有料になることもあるので重要だ。 材質では、プラスチックなど頑丈で水にも強い、ハードタイプが売れ筋だ。重いのに加え、両開きで場所を取ることが難点だったが、改良が進んだ。 例えばエースの「プロテカ マックスパススマート」は、前面にポケットが付いている。ここに書類やノートパソコンを入れておけば、全体を開けなくても取り出せる。モバイルバッテリーが内蔵されていて、スマートフォンが充電できるなど、機能も充実している。 サムソナイトの「Arq(アーク)」は、真ん中ではなく、2対8の位置で開閉するのが特徴だ。左右で深さが違うため、厚みのあるものが収納しやすい。薄い方を持ち上げれば、物の出し入れが楽にできる。 容量はどれだけ必要か。東急ハンズ梅田店の担当者は、「1日あたり10リットルを目安にすすめている」という。3日間の旅行なら30リットル、4日間の旅行なら40リットル、という具合だ。(久保田侑暉) 飛び回るビジネスマンに エースの「プロテカ マックスパススマート」は、飛行機に乗るビジネスマンをターゲットに開発された。前面のポケットに航空券などを入れておけば、搭乗までの手続き時の出し入れも楽。スマホアプリと連動した盗難・置き忘れ防止機能も。39リットル、6万6千円。 開け閉め楽 衝撃抑える サムソナイトの「Arq(アーク)」は、開け閉めが負担にならないよう工夫されている。車輪にはサスペンションも付いて、衝撃が抑えられる。サイズは35.5リットルから100リットルまで3種類。4万3千円から。 厚い荷物も収納しやすく ロジェールジャパンの「Cubo(キューボ)」は、前面のジッパーで開ける。厚みのある荷物が収納しやすい。もう一つのジッパーをひくと、厚みが増し収納容量が増える。表面のシワ模様は、キズを目立たなくする効果がある。37リットルから120リットルまで4種類。2万6千円から。 お手頃 東急ハンズPB 東急ハンズのPB商品「hands+(ハンズプラス) ライトスーツケース フロントオープンタイプ」は、他社製品と比べて低価格。キャスターストッパーなど、ニーズが大きい機能はしっかり付いている。38リットル、1万9900円。 ◇ 東急ハンズ梅田店と高島屋大阪店の売り場担当者のおすすめから選びました。価格は税抜きで7月27日時点 東急ハンズ梅田店の売れ筋ランキング ①東急ハンズ「hands+ ライトスーツケース フロントオープンタイプ38リットル ミッドナイトブルー」 1万9900円 ②同 ネイビー 1万9900円 ②東急ハンズ「hands+ ライトスーツケース ジップタイプ39リットル ミッドナイトブルー」 1万7900円 ②ストラティック「Parallel Lサイズ ブラック109リットル」 2万6500円 ⑤ロジェールジャパン「Cubo ローズ100リットル」 3万4000円 ※6月1日~7月17日の売り上げ個数。価格は税抜き(きりとりトレンド) |
夏休みの相棒、ハードタイプ人気 キャリーバッグを選ぶ
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