阪急阪神ホテルズは7日、JR大阪駅前で建設中の複合ビル「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」で2020年春からホテルを開業すると発表した。客室数は約1千室と大阪市内では最大規模。好立地を生かして増加する訪日客やビジネス客を狙う。
同タワーは家電量販のヨドバシカメラが建設しているビルで、地下4階地上35階建て。地下1階~地上8階には飲食店や小売店などの店舗が入り、新しいホテルは9階以上の階に入る予定だ。
阪急阪神ホテルズによると、出店するホテルの名称やブランドは未定。近くにある「大阪新阪急ホテル」(961室)とは対照的に大規模な宴会場やイベントスペースを用意せず、宿泊に特化したホテルになる予定だという。
6月にはJR西日本の子会社が大阪駅近くに宿泊を主体とした「ホテルヴィスキオ大阪」(400室)を開業するなど、大阪市内ではホテルの開業・建設が相次いでいる。(久保田侑暉)