容疑者回復、会話も可能に 交番襲撃、動機など聴取へ——贯通日本资讯频道
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容疑者回復、会話も可能に 交番襲撃、動機など聴取へ

富山市で交番が襲撃され、警察官と警備員が殺害された事件は、26日で発生から1カ月。逮捕された富山県立山町の元自衛官、島津慧大(けいた)容疑者(22)は別の警察官に腹部を撃たれて重体となったが、入院先の集中治療室を出て、病院関係者らと話ができるまでに回復したという。動機など、県警はさらなる回復を待って本格的な聴取を始める。


富山の交番襲撃事件


事件は6月26日午後2時ごろに発生。富山市久方町の富山中央署奥田交番の裏口で、稲泉健一警部補(46)が刃物で襲われて殺害され、拳銃を奪われた。午後2時25分ごろには、近くの同市立奥田小(富山市奥田双葉町)で、警備員の中村信一さん(68)が撃たれて殺害された。


中村さんへの殺人未遂容疑で現行犯逮捕された島津容疑者は、入院のためいったん釈放された。県警は今後、強盗殺人などの容疑で再逮捕する方針。


奥田小は25日から夏休みになったが、24日までスクールカウンセラーが派遣され、児童145人と保護者25人の相談を受けた。医療機関の受診が必要な児童などはいないという。


島津容疑者は門扉のない正門から同校の敷地内に侵入し、刃物を持って走り回った。児童らが容疑者と接触する可能性もあった。


富山市教育委員会によると、2001年の大阪教育大付属池田小学校での児童殺傷事件後、市内の小学校は玄関にインターホンを設置。来訪者はインターホンを通じて連絡し、教諭が解錠しないと入れないようにした。


しかし、扉や柵のない学校に扉などを設けることは検討してこなかったという。富山市教委の担当者は扉などを設けても侵入される可能性はあることを指摘し、さらに「学校は地域の人も出入りする『開かれた』場所」と説明。事件を受け、扉などを設置することは検討しないという。(吉田真梨、田島知樹)


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