NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の特別展が、大阪市中央区の大阪歴史博物館で始まった。島津久光役の青木崇高(むねたか)が来場し、西郷隆盛ゆかりの品を見学。「保存状態がよくて驚いた。実際に目にすると一味も二味も違う」と語った。
西郷にとって、久光は何度も対立しあう「生涯の敵」。「嫌なヤツだけど憎めない。そういう上司って身近にいたりするかもしれないので、重ね合わせてご覧いただければ」とアピールした。劇中で「らっきょう」「イモ」などのあだ名で呼ばれていることについては、「鹿児島でイモって言われることは、大阪で『たこ焼き』と言われる感じなのかも。今後もどんどんあだ名をつけてくれたらうれしい」。怒り狂う場面が多くて疲れるとこぼしつつ、「(視聴者から)『顔芸』と言って楽しんでいただいている。最後まで頑張りたい」と意気込んだ。
特別展は9月17日まで(火曜休み、8月14日は開館)。(杢田光)