支援通信
広島県被災者生活サポートボランティアセンターは8月中に計10日、「広島ボランティア船」を運航する。道路や鉄道の復旧が遅れている呉市へ船で入り、天応地区で家屋の土砂かきや家財道具の移動、物資の仕分け作業にあたる人を募集している。
被災地のために今できること…西日本豪雨支援通信
西日本豪雨、列島各地の被害状況は
呉市は豪雨で幹線道路が寸断し、「陸の孤島」になった。広島市と結ぶ高速道路の大部分は今も一般車両が通行できず、JR呉線は一部区間が運休している。国道31号に通行が集中し、常時7、8キロの渋滞が生じているという。
このため、呉市のさくら海運が協力。定期フェリーの一部を運休し、災害時緊急輸送船として6日から広島―呉で1日4往復、運航する。このうち広島港午前8時55分発、呉ポートピア午後2時半発の便に、ボランティアを無料で乗せる。
「ボランティア船」の運航日は6、8、16、17、22~24、29~31日。対象は15歳以上で中学生は不可。「県災害ボランティア情報特設サイト(
https://hiroshima.shienp.net/
)」で仮登録のうえ、広島港宇品旅客ターミナル正面時計台へ、午前8時25分までに集合。先着100人が乗船できる。
ボランティア活動保険への加入、事前の準備などはサイトで確認し、各自で行う。問い合わせは同センター(082・254・3506)。(山田佳奈)