立憲民主党・枝野幸男代表(発言録)
私自身も反省を込めて、この20年、30年、我が国は「改革」という名の下に、民営化をすれば良くなる、民間に任せれば良くなる、規制を緩和すれば良くなるというあまりにも偏った、誤った道を歩んできたのではないか。
高度成長を遂げて、成熟社会になった日本は、個人の自己責任にあらゆるものを帰して公的役割を縮小させた。明らかに時代に逆行していた。家族や地域のコミュニティーでできなくなった支え合いを誰が行うのか。それは、政治であり、行政である。
今までの過ちを改めて、改革ではなく、守るべきものをしっかりと守る。お互い様の支え合いを、役所が支えていくことによって安心して暮らせる社会をつくっていく。(23日、岐阜市で開かれた自治労定期大会で)