本州一のサンマの水揚げ量を誇る岩手県大船渡市で25日、サンマの本州初水揚げがあった。北海道沖でとれた約26トンに、1キロあたり800~1100円の値がついた。極端に不漁だった前年に比べれば、魚体は大きめで量も7割多く、平均価格は1割安くなった。
遠ざかるサンマ漁場、各国が公海に 難航する資源管理
棒受け中型船水揚げ 大型解禁 サンマ漁本格化 北海道
国立研究開発法人「水産研究・教育機構」によると、今年のサンマの来遊量は、前年よりも上向き、魚体も大きくなる見通し。第十五三笠丸の漁労長千葉博幸さん(50)は「去年と違ってサイズが大きく脂ものっていておいしいはず。大漁で終わりたい」と期待していた。(渡辺洋介)