関西空港の機能回復では、大阪中心部などからのアクセスが課題になっている。タンカーが衝突して連絡橋が損壊したため、鉄道が運休。自家用車では道路を通れない。空港を運営する関西エアポートは、対岸の鉄道駅から出る無料の臨時バスだけでなく、主要都市から出るリムジンバスの利用を呼びかけている。 臨時バスは南海バスが運行。現在、りんくうタウン駅と関空間を1日約370往復し、約1万2千人が利用している。鉄道や自家用車が使えないため、空港で働く人が通勤する朝には、バスを待つ100人以上の列ができている。 週内に第1滑走路と第1ターミナルの南側が再開すれば発着便が増え、バスの利用者もさらに増えることになる。 このため鉄道が復旧するまでは、南海バスがほかのバス会社の応援を受けて、無料バスを増便する方針だ。車両や運転手が足りなくなるため、南海バスは近畿運輸局を通じ、朝夕を中心にバスを運転手付きで運行してくれるよう、10社ほどに依頼している。阪急バスは「可能な範囲で協力したい」(広報担当者)という。 関空へのアクセス手段は、無料バスだけではない。25路線あるリムジンバス(有料)は、19路線で運行を再開している。運行会社によると、大阪などの主要路線でも通常時の3割程度」で、比較的すいているという。 バスの混雑緩和に向けて関西エアは、空港で働く従業員に対して時差出勤を呼びかけている。 ◇リムジンバスの主な出発地と料金(片道) ●大阪駅前(梅田)1550円 ●近鉄上本町・心斎橋1550円 ●神戸1950円 ●京都2550円 ●奈良2050円 ※問い合わせはリムジンバスセンター(072・461・1374)。(辻森尚仁) |
リムジンバスの利用を呼びかけ 関空増便で運営会社
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