イランで、暦で縁起がいい日に帝王切開手術で出産することが流行し、社会問題になっている。政府は「不必要な帝王切開は母子を危険にさらし、死産のリスクも高まる」と注意を呼びかけ、公立病院では医師が「必要ない」と判断した帝王切開は原則禁止にした。だが、私立病院ではそうした制限はないため、希望日に帝王切開で出産する夫婦は後を絶たない。
イランメディアによると、9月29日、イラン全土の私立病院で、帝王切開による出産が相次いだ。この日はイラン暦の1397年7月7日。イランでも「幸運な数字」とされる7が三つ並ぶ「非常に縁起のいい日」だ。そのため、この日の出産を希望した親が多かったのだ。
一夜明けた9月30日、テヘラ…