外食大手のロイヤルホールディングスは天丼チェーンの「てんや」に、完全キャッシュレスの店を試験導入する。客の9割が訪日外国人という東京・浅草雷門店を改装し、2日に開く。 効率を引き上げ、外国人従業員が働きやすくすることも狙う。順調なら、ほかの店への導入を検討していく。 注文は、入り口近くのタブレット端末でしてもらう。その画面には「現金の支払いはできません」などと日本語や英語、中国語、韓国語で表示する。 会計には、クレジットカードや電子マネー、QRコードなどを利用する。主に中国で使われる決済サービス「アリペイ」や「ウィーチャットペイ」も使う。 従業員が会計に対応する時間を短くでき、閉店後に現金と売り上げを照合する作業もなくせる。 試験導入した浅草雷門店の屋号は、「天丼てんや」から「大江戸てんや」に変えた。天丼てんやは、エビ1本付きの天丼の並盛りが税込み540円。大江戸てんやはエビ2本付きの天丼(梅)が750円。 「大江戸てんや」では料理ができあがると、店内のモニターに表示され、客が受け取り台へ取りに行く。食べ終わったら返却台に食器を下げるなどセルフ型の店舗だ。 外食業界では人手の確保が難しくなっており、外国人従業員が貴重な戦力になっている。(長橋亮文) |
てんや、キャッシュレスに まず浅草、訪日客9割の店で
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