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ノーベル賞続々、京大はなぜ強い? 歩みはのろいけど…

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2018-10-3 13:39:25  点击:  切换到繁體中文

 

京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授(76)のノーベル医学生理学賞受賞が決まり、日本の自然科学系3賞の受賞者23人のうち、京大ゆかりの人は10人になる。自由な学風のもと、「おもろい」を追究し続けた結果。そんな見方をする研究者もいる。


帰りの湘南電車の中で思いついた大発見 本庶佑さん


日本初のノーベル賞受賞者は「中間子論」を発表した湯川秀樹氏。京大理学部教授だった1949年のことだ。以降自然科学系の3賞では、理学部卒の朝永(ともなが)振一郎氏が65年の物理学賞、工学部卒の福井謙一氏が81年の化学賞と続いた。体のさまざまな組織の細胞に変化できる「iPS細胞」をつくった同大iPS細胞研究所の山中伸弥所長は、2012年に医学生理学賞を受賞した。


23人を卒業大学(学部)でみると、京大が7人で最も多く、東京大5人、名古屋大3人と続く。山中さんは神戸大だ。


京大には創立以来、「自由」の学風がある。歌人でもある細胞生物学者の永田和宏京大名誉教授(71)は「『おもろいことをやろうや』。これが許されている。私も流行は追わなかった。仕事の歩みはのろいけど、オリジナリティーを出そうとした」。


本庶さんの受賞につながった分子も、もともとは別の研究の過程で見つけた。しかし、「免疫で面白そうなものが取れてきた」と、それが何かを突き止めるまで研究を続け、新たながん治療薬の開発につながった。


世界をリードする研究者はまだいる。京大理学部の森和俊教授(60)は、細胞内で不良品のたんぱく質を修復する仕組みを解き明かした。ノーベル賞の登竜門ともいわれる数々の国際賞を受賞している。京大ゆかりの研究者からまだまだ目が離せない。(後藤一也)


京都大にゆかりのある日本のノーベル賞受賞者(自然科学系3賞)


1949年 〈物理学〉湯川秀樹 京都帝国大理学部卒


65年 〈物理学〉朝永振一郎 京都帝国大理学部卒


81年 〈化学〉福井謙一 京都帝国大工学部卒


87年 〈医学生理学〉利根川進 京都大理学部卒


2001年 〈化学〉野依良治 京都大工学部卒


08年 〈物理学〉小林誠 元・京都大理学部助手


益川敏英 元・京都大基礎物理学研究所長


12年 〈医学生理学〉山中伸弥 現・京都大iPS細胞研究所長


14年 〈物理学〉赤崎勇 京都大理学部卒


18年 〈医学生理学〉本庶佑(12月に授賞式) 京都大医学部卒


敬称略。京都大のHPなどから作成。年は受賞年



 

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