台風24号に備え、JR東日本が初めて首都圏全路線で実施した「計画運休」について、深沢祐二社長は3日の定例会見で「結果的に混乱防止のために良かった」とする一方で、「情報提供のあり方に見直すべき点があった」と述べた。
JR東は台風上陸前の9月30日正午過ぎ、首都圏全路線で午後8時以降の運行を取りやめると発表。小田急や西武、東急などもこれに続いた。JR在来線だけで1218本が運休し、約45万人に影響した。
深沢社長は「平日の場合、影響人員は倍になるだろう」としたうえで、「同じ規模の台風が来れば、同じ(計画運休の)判断をする」と述べた。一方で、判断のタイミングを早めることや、情報提供にSNSを活用することなどを検討していくとした。(細沢礼輝)