米フォーブス誌は3日、2018年の米長者番付を発表した。米アマゾン創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏が初めて1位となり、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が1994年以来24年間続けていた首位の座を明け渡した。米IT業界の主役交代を印象づけるものだ。
ベゾス氏の推定資産は、1600億ドル(約18兆1千億円)で、これまで首位だったゲイツ氏の970億ドル(約11兆円)を上回った。
アマゾンは本業のインターネット通販だけでなく、コンテンツ事業や、人工知能(AI)を使ったスマートスピーカー「エコー」、さらに米高級スーパー「ホールフーズ」の買収を通じてリアルな店舗にも進出。急激に多角化するアマゾンの株価はこの1年で倍以上に上昇し、ベゾス氏の資産も昨年の2倍になった。資産が1千億ドルを超えたのは初めてだという。
トランプ大統領の資産は昨年と…