福井県敦賀市曽々木の北陸自動車道下り線で7日、家族5人が乗った乗用車がガードレールを突き破って転落し、運転していた愛知県一宮市の会社員大内恭介さん(40)が死亡した事故で、福井県警は8日、この車に同乗し、意識不明の重体になっていた小学5年生で次男の深月(みづき)君(11)が、急性硬膜下血腫と脳挫傷のため搬送先の病院で死亡したと発表した。
高速隊によると、乗用車は3列シートのワンボックスカーで、深月君は3列目の運転席側に座っていた。現場付近の中央分離帯に車が接触した跡があり、その後に進路を変えてガードレールを突き破り、約15メートル下まで転落したとみられる。家族は福井県小浜市へ釣りに行く途中だったという。