福井県警が薬物事件に絡む家宅捜索の立ち会いを求めた男(45)が立ち去るのを阻止しようとした際、捜索差し押さえ許可状などの書類計12通を紛失していたことが県警への取材でわかった。県警は福井地裁から再び許可状5通を得たうえで家宅捜索をしたという。
県警によると、男が11月28日、福井市内で関係先の家宅捜索に立ち会いを求めている最中に車に乗ったため、複数の捜査員が制止しようとした。男が車でその場を離れた直後、捜査員がクリアファイルに入れていた書類がなくなっているのに気づいたという。男は今月6日に福井市内で見つかり、公務執行妨害などの疑いで逮捕された。