福井県警福井署は23日、福井市三郎丸1丁目の福井放送役員、坪田清則容疑者(87)を道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。署によると、「車に当たったとは思わなかった」などと話しているという。
署によると、坪田容疑者は22日午後3時55分ごろ、福井市大宮2丁目の国道416号交差点で乗用車を運転して帰宅途中、右から来た福井市の女性会社員(40)運転の軽自動車と衝突し、そのまま逃げた疑いがある。女性は頸椎(けいつい)捻挫の軽傷を負った。
現場は信号のある十字路。署によると、双方とも「青信号だった」と話しているという。
福井放送によると、坪田容疑者は同放送の非常勤取締役。1952年に入社し、社長や代表取締役会長を歴任した。同放送は23日、「報道機関として誠に遺憾。事実関係が確認でき次第、厳正に対処する」との談話を出した。