新興企業が、Jクラブの経営に参画する動きが相次いでいる。どんな狙いがあるのだろうか。 CA社の藤田晋社長、J2町田の本拠戦観戦 決意表明も J2町田は1日、東京都内で会見を開き、町田の株式の80%をIT大手のサイバーエージェント(CA)が約11億円で取得し、経営権を握ると発表した。町田の下川浩之会長は、しみじみと言った。「資金は長年の課題。サポートしてくれる企業を探していた」 1989年に発足した町田は親会社を持たない市民クラブだった。2017年度の営業収益は7億900万円で、J2の22クラブのうち下から5番目。市営の人工芝グラウンドを練習場として借り、選手たちはその脇のロッカールームで着替える日々を送ってきた。 J1昇格には天然芝の練習場やクラブハウスなどをそろえ、J1ライセンスを取得する必要がある。環境が整わない町田は昇格プレーオフ圏内の3位ながら、先月27日、来季分のライセンス交付が見送られたばかり。下川会長は「(CAから)施設建設の理解が得られた。1年でも早くライセンスを取りたい」。 CAがJクラブの運営に関わるのは今回が初めてではない。06年にはJ2東京ヴに出資し、2シーズン経営に携わった。CAの藤田晋社長は「当時は筆頭株主ではなく、思うような経営が出来なかった。限界を感じて撤退した」と振り返る。 なぜ、再び経営に乗り出したの… |
サイバー・ライザップ…新興企業のJクラブ経営、狙いは
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