19日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポスト(電子版)は、消息筋の話として、中国の習近平(シーチンピン)国家主席とトランプ米大統領が11月末からアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談することで合意したと報じた。首脳会議が始まる前の11月29日を予定しているという。
実現すれば、貿易摩擦から始まった米中の対立が激化して以降、初の首脳会談となる。トランプ政権は貿易や経済の問題だけでなく、外交や軍事、人権などの分野でも中国への批判を強めており、習指導部は激しく反発している。トップ会談により、全面的な対立を回避できるかが焦点になりそうだ。(北京=延与光貞)