スーパー大手の西友は25日、楽天と提携して8月に運営を始めた「楽天西友ネットスーパー」の配送体制を強化するため、千葉県柏市の配送専用センターを稼働させた。西友が単独で運営していたときと比べ、配送できる件数を1・5倍に増やし、生鮮食品の配送を巡って競争が激化しているネットスーパー事業で、米アマゾンなどに対抗する。
生鮮品や日用品など約2万点をそろえ、ほぼすべての商品が店舗と同じ価格で買える。注文すると、近くの店舗や配送拠点から最短4時間で商品が届く。楽天の会員(のべ9900万人)だけが利用でき、楽天のポイントをためたり使ったりすることもできる。楽天会員を取り込んで顧客を増やすとともに、楽天の情報技術を生かして購買履歴などのデータを分析し、実店舗の品ぞろえに反映させることも狙う。
西友を傘下に収める親会社の小…