(25日、プロ野球ドラフト会議) 特集:ドラフト会議2018 特集:ドラフト会議2018 高校生野手3人に1位指名が重複した。7球団が清宮(現日本ハム)を指名した昨年の一極集中型とは対照的だった。 根尾の交渉権を引き当てた中日は、1位指名を早々に表明。ロッテも早い段階で藤原の指名を公表し、探り合いが展開された。結果、中日とロッテは思いが通じた格好だ。興味深いのは、最初のくじを外した8球団のうち、6球団が指名を大学・社会人に切り替えたこと。最終的に4球団は大学生投手を指名しており、各球団が「投手」なのか「打者」なのかという補強戦略に関係なく、根尾と小園、藤原の能力を評価していたことがうかがえる。 毎年、その動向が注目される日本ハムは、根尾か、高校生投手でトップクラスの評価だった吉田かで揺れたという。他球団の動向を踏まえた上で、吉田を単独指名する球団はないと判断。重複覚悟で根尾を指名して外したものの、この夏の甲子園をわかせた右腕の「一本釣り」に成功した。 1位指名から補強ポイントの強化に徹したのがパ・リーグ王者の西武だ。パで最悪の防御率4・24だった投手陣のてこ入れが急務で、大学生投手・松本を単独指名。2位も高校日本代表の長身右腕・渡辺の交渉権を獲得するなど、指名した7人中4人が投手の現実路線だった。 各球団とも高校生と大学・社会人のバランスを取った指名が多かったが、例外が巨人。外れ外れ1位は大学生左腕と即戦力を確保したが、あとは高校生5人という偏った指名。来季から現場復帰する原監督は「何か特徴のある、可能性を大きく持った選手がとれた。近未来、近々未来の巨人を背負って立つ」と総括した。 矢野・新監督を迎えた阪神は、藤原、辰己と外野手2人のくじを外した。三度目の正直で指名したのは、今年の都市対抗で打率5割超を記録した大阪ガスの外野手・近本。外野は高齢化が進み、補強ポイントの一つだった。さらに2、3位は内野手で、3位までに投手を指名しなかった唯一の球団だった。 このところ、注目選手のくじはパ・リーグが引き当てることが多かったが、今回は最初の指名の3人中2人がセだった。(松沢憲司) ドラフト2018 12球団指名選手一覧(2018年10月25日20時42分更新) セ・リーグ パ・リーグ
|
補強戦略超えた高校生3人 揺れた日ハムは吉田一本釣り
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
根尾と藤原、札幌で誓い新た 「あこがれの存在になる」
ハム指名に「いずれは球団の顔になりたい」横浜高・万波
横浜・渡辺元監督「応援楽しむ」 楽天指名の孫にエール
「報徳のカラーは緑だけど、赤色は好き」広島1位の小園
今夏の主役たちに1位指名集中 プロ野球ドラフト会議
中日1位指名・根尾は投手か、野手か プロへ残した選択
PL学園「最後の候補」オリが指名 会見で母校復活願う
大阪桐蔭・根尾に4球団競合か きょう午後5時ドラフト
さんまの助言で「黄金の左手」 今年のドラフト抽選は?
報徳・小園は広島が交渉権 緒方監督「将来の主力」
「中田翔選手に会ってみたい」 ハム指名の金足農・吉田
大阪桐蔭・藤原は「トリプルスリー可能」ロッテ井口監督
西武・辻監督、ドラ1の松本投手は「体が強く十分通用」
オリ西村監督「補強ポイント」 ドラ1で遊撃手を指名
金足農・吉田はハムが交渉権 栗山監督「高い評価」
「目標は赤星選手」 阪神1位指名の大阪ガス・近本
「開幕1軍に入りたい」 ヤクルト1位指名の清水
金足農・吉田は日本ハム「また雪のある場所だなあと」
宝くじ・競馬の経験ゼロ 中日・与田監督いきなり大仕事
与田監督、根尾の二刀流に含み 本人は「しっかり話す」
早実・野村、悩み抜いてプロ志望届 清宮の影響「ある」










