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中日1位指名・根尾は投手か、野手か プロへ残した選択

(25日、プロ野球ドラフト会議)


特集:ドラフト会議2018


特集:ドラフト会議2018


根尾昂(あきら)は投手なのか野手なのか――。投げては最速150キロ、打っても今夏の甲子園で3本塁打でダイナミックな遊撃手の守備。25日のプロ野球ドラフト会議で4球団の1位指名を集めた才能の持ち主は、投手と野手のどちらでいきたいかという問いに「球団のスタッフ、コーチの方としっかり話をして決めたい」と明言を避けた。


ドラフト前日には「ショートでいきたいという思いはずっとある」と話していた根尾。交渉権を獲得した中日首脳陣の考えを聞いていない段階での明言は避けた形だ。中日の与田監督は「本人が一番やりたいことが望ましい。全てにおいてレベルが高い選手なので、本人が一番いい形で力を伸ばしてあげられるような起用法になる」と、「二刀流」の可能性も残した。


元々、根尾は投げる喜びにとりつかれて野球を始めた。小学2年生で兄と同じ野球チームに入った時から、とにかく、遠くに投げたがった。


「川とかがあったら、そこに向かって石を投げていた。バーンって投げるのが好き。それが楽しくて」。けがを心配した周囲の大人は、「そんなに遠くまで放らんでいいぞ」と言った。「それでも、僕は投げていましたね」と笑う。


だから、投げることに関しては、「ある程度、投げたい球が投げられる」。投球フォームも、野球を始めた頃から根本的には変えたことがない。


一方で打つ方は試行錯誤を繰り返した高校生活だった。打ち方は毎日のように変わる。藤原恭大や中川卓也、山田健太ら、チームメートの打撃を見つめ、よりよい感覚を探す日々。「これもダメ、あれもダメ。自分の感覚を見つけたい」と話したのは、7月5日のこと。最後の夏を前にしてもそんな状態だったのだ。


根尾が自ら感じているのと同じで、中学時代から根尾の試合を何度も見にいった大阪桐蔭の西谷浩一監督も、石田寿也コーチも口をそろえる。「根尾は投手としての感覚を持っている」と。だからこそ、普段の練習であまり投げ込まなくても、試合で打者を牛耳ることができた。


だが、それ以上に、野手としての根尾は、「この場面で打つか」と周囲をうならせるような魅力、勝負強さ、強運を持つ。


中学3年の時、根尾の試合を何度も見に行った石田コーチが明かす。「野手としての根尾は不器用です。でも、私が見にいった8試合、すべてでホームランを打った」


西谷監督が「スタメンを外そうかな」と思うほどに絶不調だった昨春の近畿大会決勝。8番でなんとか先発出場を果たすと、満塁本塁打を放ってしまう。「朝の練習ではまったくといっていいほどダメだったのに」と監督も苦笑いするしかなかった。


そして、この夏も。


投手で先発した浦和学院(南埼玉)との準々決勝。根尾は公でこそ大きいことは言わないが、石田コーチには「155キロを出す」と宣言していた。だが、あまりにも調子が良く、指にボールがかかりすぎて中指の皮がずるりとめくれたのだ。


もちろん、エースの柿木蓮が素晴らしい投球をしたこともあるが、根尾が準決勝、決勝で投げなかったのには、そんな裏事情もあった。


投げられないことで、「打者・根尾」の集中力は最大限に研ぎ澄まされた。そして、金足農(秋田)との決勝では吉田輝星から、バックスクリーンへ完璧な一発。この本塁打で、「野手・根尾」の評価はさらに確固たるものになったのは間違いないだろう。


2年半、根尾を見続けてきて、遊撃の守備でも最後の半年間の進化はすさまじかった。「体のバネとか考えたら、野手。OBの森友哉(現西武)たちと比べるとまだまだ物足りないところもあるけど、スピード、バネと可能性を秘めている。どんな選手になるか、私も想像がつかない」と西谷監督。


「投」か「打」か。その選択は、すなわち、「抜群の投球センス」と「野手としての計り知れない無限の可能性」のどちらを選ぶかという選択なのだろう。


根尾は憧れの存在に「イチロー選手」の名を挙げる。日本球史に名を残すレジェンドだが、彼が言うと大げさには聞こえない。


目標は「一流」ではなく、「超一流」と語った根尾。投手か野手か、はたまた両方か。どんな選択をしようと、彼を2年半、取材してきた身としては、楽しみでしかない。(山口史朗)


ドラフト2018 12球団指名選手一覧(2018年10月25日20時42分更新)


セ・リーグ


パ・リーグ




阪神
順位 氏名 守備 所属
× 藤原恭大 大阪桐蔭
× 辰己涼介 立命大(社)
1 近本光司 大阪ガス(関学大・社)
2 小幡竜平 延岡学園
3 木浪聖也 ホンダ(亜大・青森山田)
4 斎藤友貴哉 ホンダ(桐蔭横浜大・山形中央)
5 川原陸 創成館
6 湯浅京己 BCリーグ富山(聖光学院)



中日
順位 氏名 守備 所属
1 根尾昂 大阪桐蔭
2 梅津晃大 東洋大(仙台育英)
3 勝野昌慶 三菱重工名古屋(土岐商)
4 石橋康太 関東一
5 垣越建伸 山梨学院
6 滝野要 大商大(大垣日大)



DeNA
順位 氏名 守備 所属
× 小園海斗 報徳学園
1 上茶谷大河 東洋大(京都学園)
2 伊藤裕季也 立正大(日大三)
3 大貫晋一 新日鉄住金鹿島(日体大・桐陽)
4 勝又温史 日大鶴ケ丘
5 益子京右 青藍泰斗
6 知野直人 BCリーグ新潟(第一学院)



巨人
順位 氏名 守備 所属
× 根尾昂 大阪桐蔭
× 辰己涼介 立命大(社)
1 高橋優貴 八戸学院大(東海大菅生)
2 増田陸 明秀日立
3 直江大輔 松商学園
4 横川凱 大阪桐蔭
5 松井義弥 折尾愛真
6 戸郷翔征 聖心ウルスラ



ヤクルト
順位 氏名 守備 所属
× 根尾昂 大阪桐蔭
× 上茶谷大河 東洋大(京都学園)
1 清水昇 国学院大(帝京)
2 中山翔太 法大(履正社)
3 市川悠太 明徳義塾
4 浜田太貴 明豊
5 坂本光士郎 新日鉄住金広畑(如水館・日本文理大)
6 鈴木裕太 日本文理
7 久保拓真 九州共立大(自由ケ丘)
8 吉田大成 明治安田生命(佼成学園・明大)



広島
順位 氏名 守備 所属
1 小園海斗 報徳学園
2 島内颯太郎 九州共立大(光陵)
3 林晃汰 智弁和歌山
4 中神拓都 市岐阜商
5 田中法彦 菰野
6 正随優弥 亜大(大阪桐蔭)
7 羽月隆太郎 神村学園



楽天
順位 氏名 守備 所属
× 藤原恭大 大阪桐蔭
1 辰己涼介 立命大(社)
2 太田光 大商大(広陵)
3 引地秀一郎 倉敷商
4 弓削隼人 スバル(日大・佐野日大)
5 佐藤智輝 山形中央
6 渡辺佳明 明大(横浜)
7 小郷裕哉 立正大(関西)
8 鈴木翔天 富士大(向上)



ロッテ
順位 氏名 守備 所属
1 藤原恭大 大阪桐蔭
2 東妻勇輔 日体大(智弁和歌山)
3 小島和哉 早大(浦和学院)
4 山口航輝 明桜
5 中村稔弥 亜大(清峰)
6 古谷拓郎 習志野
7 松田進 ホンダ(中大・国学院久我山)
8 土居豪人 松山聖稜



オリックス
順位 氏名 守備 所属
× 小園海斗 報徳学園
1 太田椋 天理
2 頓宮裕真 亜大(岡山理科大付)
3 荒西祐大 ホンダ熊本(玉名工)
4 富山凌雅 トヨタ自動車(九州国際大付)
5 宜保翔 未来沖縄
6 左沢優 JX-ENEOS(横浜商科大・横浜隼人)
7 中川圭太 東洋大(PL学園)



日本ハム
順位 氏名 守備 所属
× 根尾昂 大阪桐蔭
1 吉田輝星 金足農
2 野村佑希 花咲徳栄
3 生田目翼 日本通運(流通経大・水戸工)
4 万波中正 横浜
5 柿木蓮 大阪桐蔭
6 田宮裕涼 成田
7 福田俊 星槎道都大(横浜創学館)



ソフトバンク
順位 氏名 守備 所属
× 小園海斗 報徳学園
× 辰己涼介 立命大(社)
1 甲斐野央 東洋大(東洋大姫路)
2 杉山一樹 三菱重工広島(駿河総合)
3 野村大樹 早稲田実
4 板東湧梧 JR東日本(鳴門)
5 水谷瞬 石見智翠館
6 泉圭輔 金沢星稜大(金沢西)
7 奥村政稔 三菱日立パワーシステムズ(九州国際大・中津商)



西武
順位 氏名 守備 所属
1 松本航 日体大(明石商)
2 渡辺勇太朗 浦和学院
3 山野辺翔 三菱自動車岡崎(桜美林大・桐蔭学園)
4 粟津凱士 東日本国際大(山本学園)
5 牧野翔矢 遊学館
6 森脇亮介 セガサミー(日大・塔南)
7 佐藤龍世 富士大(北海)

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