青魚や鶏肉をぬかみそで炊き込んだ北九州市名物の「ぬか炊き」。「じんだ煮」「ぬかみそ炊き」とも呼ばれる郷土料理をフレンチ風にアレンジした「CAVA(サバ)の女王」が、市の玄関口のJR小倉駅にお目見えした。
駅ビル内のパン屋「グランドアムール」が店内メニュー(390円)として10月から提供している。
バルサミコ酢で風味を変え、チーズやパクチー、タマネギを加えた。パンや赤ワインに合うという。同店の岩本大志・営業本部長(39)は「北九州を訪れる若い人に名物を気軽に食べてほしかった」と話す。
気になるネーミングは、メニューをつくった料理研究家の女性による。名前を考えている時にラジオで同名のシャンソンが流れ、ぴんと来たという。岩本さんは「焼酎に合う庶民料理が、女王のように高貴な一品に様変わりしました。手前みそですが」。(奥村智司)