河野太郎外相(発言録)
(日本産食品の輸入について)ヨーロッパの国々は極めてはっきりしている。日本のものを輸出したいというときに、科学的な根拠を示すと輸入の許可が出る。ところが、アジアの国は科学的な根拠を示してもなかなかうまくいかないところがある。なかには、それが政治的な抗争に使われてしまう。日本のものがきちんと輸出できないのは、非常に残念だ。
(先月、台湾の住民投票で日本の食品の禁輸継続が賛成多数で決まったことについて)どう考えてもWTO(世界貿易機関)の協定に反している。日本としては、しっかりと声をあげていかなければならない。WTOには、どこかの国がルール違反をしたときにはそれに対して申し立てをするメカニズムがある。必要ならば、しっかりとそういうことをやっていかなければいけない。(盛岡市内で開かれた自民党岩手県連の会合で)