ストックホルムで10日夜(日本時間11日未明)にあるノーベル賞授賞式の後の晩餐(ばんさん)会では毎年、豪華な料理が提供される。しかしメニューはそのときまで「極秘」だ。メインシェフを務めるトム・ショーステッドさん(43)が9日、朝日新聞の取材に応じ、「メインの重点は野菜に置く予定だ」と一端を明らかにした。
晩餐会はストックホルム市庁舎のブルーホール(青の間)であり、約1340人が出席する。同市内でレストランを経営するショーステッドさんは、昨年もノーベル晩餐会でメインシェフを務めた。
メニューは前菜と主菜、別のパティシエが担当するデザートの3品。昨年は主菜にラム肉などを使った。今年は「根菜が主になるが、詳細は言えない。ただ、野菜はアレンジが加えられるので、肉や魚よりもおもしろい食材だと思っている」と話した。
メニューは今年2月ごろから考…