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人間なら「50歳超」牝馬、瀕死の危機克服 名古屋競馬

名古屋競馬(名古屋市港区)に所属する競走馬の中で最高齢のヒカルアヤノヒメ(メス14歳)が、失明の危機や感染症で瀕死(ひんし)の状態から復活し、7カ月ぶりにレースへ戻った。旺盛な食欲は健在で、来年も現役を続ける。競馬関係者は2015年8月以来の復活勝利を心待ちにしている。


公営ギャンブル


ヒカルアヤノヒメは04年4月10日生まれで、64年ぶりに牝馬(ひんば)としてダービー馬になったウオッカと同期。父は大阪杯などで勝利したメイショウオウドウ、母はゴールデンタッソー、3冠馬ディープインパクトの父で知られるサンデーサイレンスが祖父という血統だ。


06年11月、日本中央競馬会(JRA)でデビューしたが、6戦未勝利。翌年、名古屋競馬に移籍し、3戦目で初勝利を挙げた。その後、大井競馬で走った後、09年に再び名古屋競馬へ戻り、通算成績は224戦14勝。だが、今は勝ち星から遠ざかり、45連敗中だ。


愛知県競馬組合によると、名古屋競馬には約570頭の競走馬が所属し、10歳以上は4頭しかいない。担当者は「人間なら50歳を超えていて、レースに出ている競走馬では相当なお年寄り」という。


今年も1、3月のレースで2着に入るなど衰えを感じさせない走りを見せていた。しかし、4月に他の馬がはねた石が右目に入り、うまく取り除けずに失明寸前まで悪化した。懸命の治療で何とか失明の危機を乗り越えた。


レースに向けて調教を再開した…


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