「1万人の第九」に出演 有働由美子(49)
本番前、共演するTOKIOの国分太一から「紅白歌合戦の司会とどっちが緊張しますか?」と問われ、「紅白より緊張するかも」とこぼした。「ぐるりと1万人に囲まれると、それだけでガチガチになるもんですね。みなさんが『今から歌うぞ』という前なので、気迫に負けちゃいけないなと」
大阪城ホールに集まった1万人が、ベートーベンの「交響曲第9番」を合唱する年末恒例のコンサート「サントリー1万人の第九」。その合唱の直前、第九にインスピレーションを与えたシラーの詩を朗読するという大役を務めた。
小栗旬ら俳優陣が担ってきた役で、アナウンサーが選ばれるのは初めて。当初は「アナウンサーらしく、客観的に読もう」と思っていたという。
だが、前日のリハーサルで、指揮者の佐渡裕から「もっと感情を入れて」「自由の女神になったつもりで」と注文を受けた。「組み立てたものがガラガラって(崩れた)。どうすればいいんだろう」
そして迎えた本番。スポットラ…