「蛇口をひねれば安全な水」――それが当たり前だった水道に危機が迫っている。老朽化した施設を更新し、人口減に合わせて縮小するための財源を、厳しい財政からどう賄うのか。先の国会で成立した改正水道法もにらみながら、自治体が手探りで動き出した。 今月上旬の日曜午後。浜松市内のカフェに、40人ほどの市民が集まった。 「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」の学習会だ。上水道事業の運営を民間会社に任せる「コンセッション方式」を浜松市が検討していることについて意見交換をした。 「民営化されると、市や議会のチェックが効きにくくなる」「災害が起きた時にどれだけ企業が責任を持って復旧してくれるのか」。疑問の声が出た。さらに「民営化と直営と、コストを比較したらどうか」という提案も出た。 人口約80万人。合併によって2007年に静岡県第2の政令指定市となったこの市も、08年をピークに人口が減り続け、人々の「節水」も重なって水道料収入は落ち込みが続く。今年度の一般会計予算3286億円に対し、上水道予算は206億円だ。 1960年代から70年代にかけて集中的に建設した水道施設や管路は軒並み老朽化。大規模な更新を迫られており、今後50年間、サービスを維持するには年平均58億円が必要と見込まれる。住民の水をいかに守っていくのか。浮上したのが民営化構想だ。 鈴木康友市長は、改正水道法成… |
蛇口から安全な水、いつまで? 法改正で手探りの自治体
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
大村知事「河村市長は裸の王様」 名古屋城めぐり応酬
大阪城EVの首相発言 愛知知事「不適切。取り消しを」
松井氏「ギャグのセンスなかった」 大阪城巡る首相発言
都民ファ、初の代表選は無投票に 内部にくすぶる不満
僅差だった堺市長選、都構想実現遠く 維新引き締め図る
ふるさと納税、きょうから新制度 泉佐野は最後まで抵抗
陸上イージス「人体に影響なし」 防衛省、秋田県に説明
宿泊税 福岡市150円県50円 両トップ会談で合意へ
解散風、都構想を後押し? 維新のカードに公明屈した形
維新・公明幹部が初協議 大阪都構想の住民投票対応
維新と公明、大阪都構想へ基本合意 月内発表で調整
NHKから国民を守る党が拡大 単一争点ダメでもない?
都構想反対「1ミリもぶれない」 自民大阪市議団が反旗
維新・松井代表、公明と協議入り意向 住民投票容認受け
がん治療で議会欠席、私がポンコツ?選挙前のビラに衝撃
公明、大阪都構想の住民投票容認「強い民意示された」
都構想、来年末以降にも住民投票実施 自公の容認転換で
自民も「住民投票容認」表明 大阪都構想、公明に続き
維新との全面対決避けた自公 ちらつく衆参同日選見据え
維新、元大阪府議擁立で調整 引責辞職に伴う堺市長選
世界遺産登録や選挙「時間ない」 トップ辞職で堺市混乱
堺市長が辞職願を提出 政治資金の記載漏れ問題で
引退できない…嘆く町議会議長 議員なり手不足、深刻
松井氏「大阪の信用失墜させる」 堺市長のリコール検討
大阪副知事に大阪副市長起用へ 側近人事も異例のクロス










