人気デュオ「コブクロ」の20周年を記念してつくられた宮崎市広報誌の特集号が、オークションサイトに出品され、取引されていることが18日、わかった。市は「転売はやめてほしい」と呼びかけている。
市によると、特集号は11月26日から市内の自治会やコンビニエンスストアに無料で配布。メンバーの小渕健太郎さんは宮崎市出身で、9月に市内であった20周年記念ライブの様子や、2人からのメッセージなどを6ページにわたり掲載した。
この特集号はフリーマーケットのメルカリやヤフーオークションに出品されている。メルカリでは18日午後3時現在、売却済みを含めて200件以上が取引されている。7冊セットなどの出品もあり、数百~2千円程度で販売されている。
市広報広聴室の宮里克朗室長は「市のホームページでも同じものを見ることができる。転売ではなく、市や東京、大阪にある市、県の出先事務所などで直接手に入れて」と話している。発行部数は通常よりも2千部多い12万1千部を用意し、随時補充している。(松本真弥)