今度こそジャイアントキリング（大物食い）を起こせるか。アラブ首長国連邦で開かれているサッカーのクラブワールドカップ（Ｗ杯）で、Ｊ１鹿島は１９日（日本時間２０日午前１時３０分）の準決勝、３連覇を狙うレアル・マドリード（スペイン）とぶつかる。２年前の決勝で延長の末に敗れた因縁の相手だ。

鹿島、レアル戦で「世界を驚かせたい」 クラブＷ杯

内田篤人、レアルと「再戦」 「相手が全部上、でも…」

世界屈指の資金力を誇り、「白い巨人」と呼ばれる欧州王者との再戦をついに実現させた。ＭＦ土居は「この２年間、次こそ優勝するとやってきた。前回は決勝だ、レアルとやれるんだ、ってサポーターのような感覚でフワフワしていた。今回は日本勢として歴史を塗り替えたい」。言葉には熱がこもる。初優勝へ、避けては通れない。

開催国枠で初出場した２０１６年の決勝。前半４４分、土居のアシストで同点に。後半７分には一時勝ち越した。ＤＦ昌子は「それでもレアルは本気じゃなかった」と冷静に振り返る。８分後に追いつかれ、延長で突き放されて２―４で敗れた。

この黒星がクラブの分岐点とな…