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くすぶっていた「黄金世代」開花 東海大、悲願の初V

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-1-4 8:10:30  点击:  切换到繁體中文

 

(3日、箱根駅伝)


いっきに前へ出た。8区、残り7キロ過ぎにある上り坂の手前。東海大の小松は、ちらりと東洋大の鈴木の表情を確認すると、勝負に出る。「苦しそうだったので、今だと思った」。10キロ以上も並走していたライバルを突き放し、初優勝への視界は広がった。


特集:箱根駅伝2019


東洋大と1分14秒差の2位で復路をスタート。両角監督が「勝敗を分けるポイント」と見ていたのが、未知数の7区阪口と、この小松だった。


昨年の箱根で2区を走った阪口は、出雲と全日本は足首のけがで欠場。なんとか箱根に間に合ったが、走り込みは不十分。それでも、「気持ちで走った」と1分以上あった差を4秒まで縮めた。その流れに、この日朝の選手変更で8区に起用された「秘密兵器」の小松が続く。初めて走る3大駅伝の重圧をはねのけ、区間記録を22年ぶりに更新する快走で応えてみせた。


10区間のうち、7区間を阪口、小松ら3年生が走った。入学時から「黄金世代」と言われていたが、駅伝ではくすぶっていた学年だ。昨年5位に沈んだ直後、選手だけで集まって誓い合った。「来年は本気で優勝を狙おう」と。自然と練習量は増え、授業が始まる前にそれぞれが神奈川県の学校近くのヤビツ峠や弘法山を走るのが日常になった。「これだけ練習したから負けるはずがない、と。青学の連覇を止められて本当にうれしい」。小松は笑った。


東京・大手町で「健康と胴上げのために」と、4カ月で体重を17キロ絞った両角監督の体が5度宙に舞った。「信じられません」。3大駅伝で箱根だけ優勝がなかったチームが、46回目の挑戦でようやく頂点に立った。(山口裕起)



 

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