京都市東山区の三十三間堂で13日、晴れ着姿の新成人らが弓道の腕前を披露する「大的(おおまと)全国大会」が開かれた。
江戸時代に武士が本堂の軒下を射通す矢の数を競った「通し矢」にちなむ行事。全国から集まった新成人ら約1600人は境内に設けられた弓場で、60メートル先にある直径1メートルの的をめがけて次々に矢を放った。
京都女子大2年の亀田百華(ももか)さん(19)=京都市東山区=は「大会に出て、家族や先生への感謝の思いがこみ上げてきた。人の苦しみや悩みを聞き、助けになるような大人になりたい」と話した。(大村治郎)