国民民主党・玉木雄一郎代表(発言録)
(北方領土を巡る日ロ交渉が)ぜひ前に進んでもらいたいが、残念だがこの1カ月ぐらい日本側の対応に非常に不備があった。交渉に水を差す、あるいは戦略的にまずかった面があるのではないか。
特に(安倍晋三)首相が年頭会見で、色丹島民について「帰属が日本に変わる」と発言した。帰属がロシアにあることを前提に話をしたのは問題だ。
(14日にある両国外相の)交渉前から「共同会見を日本側から拒否した」とロシアの報道官に発表されているようでは、交渉の将来が心配だ。日本側の情報管理や首相の発言が、交渉を不利に導いているのではないかと極めて心配している。(記者団に)