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湯たんぽ、布団の外でも活躍 レンジ加熱・充電式も続々

湯たんぽはかつて、寒い夜に冷たい布団を温めてくれるものでした。ところが今は、布団から飛び出して、活躍の場を昼間にも広げています。


きりとりトレンド 話題の商品を紹介


大阪市北区の東急ハンズ梅田店の湯たんぽコーナーをのぞいた。小判のような形をした昔ながらのブリキ製やプラスチック製、樹脂製など素材もさまざま。動物のぬいぐるみのように、ユニークなデザインのものもある。


売り場担当の友田裕さんは「ここ3、4年で動物の形のものが増えました」。肌触りのよい商品が多くなり、夏場には抱き枕として使うこともできる。プレゼントで買う人も多い。


fashy(ファシー)社(ドイツ)の商品は、樹脂製でおなかやひざにのせて使う「昼間の湯たんぽ」としても人気だ。色やデザインも豊富で、約170種類ある。インテリアとも調和する。


日本では金属製など硬い湯たんぽが主流だった。一方、欧州では樹脂製のものが多い。25年ほど前にfashyの湯たんぽが日本で発売されたことで、やわらかい湯たんぽのイメージも広まった。


最近、人気なのがお湯がいらない蓄熱式の「湯たんぽ」だ。電源コードで充電しておけば、お湯を入れ替える手間が要らず、手軽に扱えるためだ。


湯たんぽには、エアコンのように空気を乾燥させないため、体の水分が奪われにくい利点がある。


ただし、低温やけどには注意が必要だ。カバーをしっかり付けて、本体が直接肌に触れないようにしたい。睡眠中に布団の中で使う時には、体から離しておくのも忘れずに。(金本有加)


10時間後も45度キープ


新潟県燕市の銅製品メーカー、新光金属の「純銅製湯たんぽ」は、30年以上続くロングセラー。熱湯を注いでから布団の中に入れれば10時間後でも45度が保て、朝まで温かいという。重さ1・2kg。専用の袋付きで1万5千円。


小豆でおなかもほかほか


桐灰(きりばい)化学の「あずきのチカラ おなか用」は、ハート形の温熱パッドを電子レンジで加熱して使う。内部の小豆から温かい蒸気が出るしくみ。高温の面と低温の面で使い分けることができる。繰り返して250回使用可能。価格は1100円。


夏・発熱時は水枕に変身


ドイツの湯たんぽブランド「fashy(ファシー)」は軽くてやわらかく、体の形にそう樹脂製ボトルが特徴。水を入れて冷蔵庫で冷やせば、夏や発熱時の水枕としても使える。2リットルの水が入るボトルと、無地のフリース地のカバーのセットは2800円。


お湯いらず、充電20分だけ


スリーアップの「蓄熱式 エコ湯たんぽ nuku2(ぬくぬく)」は、充電式でお湯を入れ替える手間がいらない。約20分間充電すれば、最長8時間使える。重さは1・6kg。保温カバーは無地や動物柄などがそろう。希望小売価格は2980円。



主なメーカーの商品から選びました。価格は税別。


湯たんぽの売れ筋ランキング


①おかえり園田くん だっこ湯たんぽ (小泉ライフテックス) 3800円


②蓄熱式 エコ湯たんぽ nuku2(ぬくぬく) (スリーアップ) 2480円


③シリコン湯たんぽ pocatan(ぽかたん) (ドウシシャ) 2980円


④湯たんぽA(エース) (マルカ) 1886円


⑤呼吸する湯たんぽ (タンゲ化学工業) 1880円


※東急ハンズ梅田店の昨年11、12月の売り上げランキング。価格は税抜きで、今年1月10日時点での販売価格。季節商品のため、品切れの可能性があります。(きりとりトレンド)


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