2020年東京五輪で、陸上の一部種目の決勝を午前中に実施する方向で、国際陸上競技連盟や大会組織委員会などが最終調整していることが31日、分かった。男子110メートル障害、女子100メートル障害や走り幅跳びなど、10種目程度を検討しているという。
大会関係者によると、多額の放映権料を支払う米テレビ局NBCが、北米で有力選手のいる種目を中心に午前開催を要望したという。午前中のチケットの収入増につなげる狙いもある。
日本で注目度の高い男子100メートルや男女の400メートルリレーは午後に決勝を行う予定となっている。
陸上の競技時間では、暑さ対策として男女マラソンを午前6時に、男子50キロ競歩を午前5時半に始める方向で最終調整している。