デンソーと、藻の一種「ミドリムシ」を使った食品や化粧品の販売を手がけるユーグレナ(東京)は20日、藻を使った事業開発で提携をすると発表した。両社の技術を組み合わせ、藻の大量培養やバイオ燃料の製造、食品販売を進める。
ユーグレナは東京大発のベンチャー企業。2020年にミドリムシを原料としたバイオジェット・ディーゼル燃料の実用化をめざす。一方、デンソーも「コッコミクサKJ」という藻を使ったバイオ燃料の研究を進めている。
両社は、ユーグレナの培養技術とデンソーの工学ノウハウを組み合わせて、藻の大量培養をめざす。また、ミドリムシとコッコミクサKJの双方をバイオ燃料の原料にして安定供給も図る。コッコミクサKJを使った食品や化粧品の開発、販売でも協力する。(竹山栄太郎)