NHKの連続テレビ小説「まんぷく」の最後の収録が27日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)であった。ヒロイン福子を演じた安藤サクラさんは10カ月余りの撮影を振り返り、「プライベートでどんなに苦しいことがあっても、『まんぷく』の世界に入ると全部が希望に変わった。楽しかったのもあるし、人生において重みのある時間になった」と笑顔で語った。子育てをしながらヒロインを務めるのは、朝ドラ史上初だった。
NHK大阪局内に子連れスペース 安藤サクラも「感動」
安藤サクラ「今だからこそ演じられる」朝ドラという冒険
安藤さんは長女と2人での大阪暮らしだったが、「みなさんの愛があふれていて、にごりない気持ちで子育てができた」「たった10カ月なんですけど、子どもの成長を見ているとされど10カ月。娘にとっても、家族にとってもこれ以上ない経験になった」と話した。
夫・萬平役の長谷川博己さんも「福ちゃんにはくだらないアドリブをいつも受けていただいた。このキャスト、スタッフじゃなければ、こんな素敵な時間を過ごせなかった」と感謝を述べた。
「まんぷく」は、インスタントラーメンを生み出した日清食品の創業者、安藤百福(ももふく)さんと妻仁子(まさこ)さんがモデルの物語。26日までの期間平均視聴率は関東地区で21・4%、関西地区で19・4%(ビデオリサーチ調べ)。最終回は3月30日。
最終日の収録は、福子と萬平が…